伏見天皇御辰韓 広沢切
伏見天皇(1265-1317)第92代天皇 後深草天皇の第2皇子
伏見天皇は 鎌倉時代を代表する 能書家として知られ、その子には 花園天皇や お家流の祖として名高い尊円法親王などがいる。また学問や 和歌にも秀で、自らの歌を下書きとして書かれた草稿本の断簡は 古来「広沢切」と呼ばれている。
「 雨中遠樹(うちゅうえんじゅ)
雨のうちは くもともわかす をちかたの こすゑのいろそ たゝさえてゆく
雨中竹
ふるあめに ハ寸ゑ(はずえ)のつゆハ しけく於ちて ゆう可せをもき まとのくれたけ
…… 」
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