
本阿弥光悦(1558~1637) 五日付 三郎兵衛宛 :
本阿弥光悦は 書、陶芸、蒔絵、嵯峨本デザインなど 桃山時代を代表する オールマイティの芸術家と考えられていた。そこでその実態を解明しようと 波多野幸彦先生(消息を読む会 講師)を中心に 昭和39年 『光悦』(第一法規出版)が出版された。
それを受け継いだ増田孝先生は さらに掘り下げ、多くの資料を整理研究し、年代ことの書風の変遷など 人間光悦の実像に迫る 研究をライフワークにされている。
この消息は 光悦の中でも 特に出来のいいもののひとつ。消息を読む会 第1回勉強会の 資料である。
『朝昼之間二伊州様へ御出可有之由本望存候・・・・』(朝と昼の間に板倉伊賀守様のところに行くことになりましたので朝のお茶事は早々に切り上げて合流しましょう、そのあとは共に他所のお茶事に行きましょう、、、、)とお茶事の梯子をする様子が書かれていて 大変興味深い内容である。


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