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学習資料 ⑥ 僧 侶(青蓮院尊円、尊鎮、尊純、聖護院道晃 など)

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尊円法親王 肖像
117回 青蓮院尊純 和歌二首懐紙 近衛信尋添削

青蓮院尊純法親王 詠草 近衛信尋添削
青蓮院は 鎌倉時代の尊円法親王から 尊応 尊鎮 尊朝など代々能筆家が門主となり その書風を 御家流ともいう。有力な戦国大名は家臣を青蓮院に預け、その書風を学ばせて祐筆とした。尊純も江戸前期を代表する 能筆家の一人で 青蓮院の門跡、177世天台座主。
この掛物は 消息ではないが 和歌の詠草で、三藐院流の名手 近衛信尋が添削し、文を添えている。普通 添削は墨でするが 珍しく朱でして さらに返事の文をも書き添えた珍しいもの。それがかえって この掛物を美しく見せている。
「時雨  あさな夕なゆきてハかへ類うき雲の 山めくりてふる志くれ哉」を信尋は「あさな夕なゆきかへ類雲に かれつつも山めくりしてふる志くれ哉」と直している。

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